MIND HACKS

心理学認知心理学読書

なぜ影の表現を加えると奥行きを感じるのでしょう。影だから当たり前と、無視してしまうこともできますが。やはり、奥行きのないものに奥行きを感じてしまうという、認知の不思議さを見逃すわけにはいきません。

この本は脳の科学的な検証を元に、人間はどのように知覚を使って世界を認知しているのか、見るということはどういうことか。という認知の秘密を学ぶことができます。私が日々デザインに携わる仕事をしながら、疑問に思っていたことの原理を鮮やかに紹介してくれる一冊でした。

視野内にあるはず盲点に何故我々は気づかないのか。脳がどんな前提で視覚情報を処理し、自分をごまかしているのか。この本を読んで以来、私は「見る」ことについての捉え方が大きく変わりました。ユーザーインターフェイスデザイナーだけでなく、広くビジュアルデザイナーにもおすすめ。デザインを考える上で欠かせない、認知の科学的背景を知ることができます。

脳内には1000億の神経細胞があり、互いに電気信号をやりとりしている。脳の中はまさに「電気の嵐」が吹き荒れているとも言える。我々の思考、行動はすべてこの電気の嵐から生じている。

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目は自動的に高速で動く。この動きを「サッケード」と呼ぶ。サッケードは1秒間に5回という速度で行われ、サッケードが行われる間には脳への視覚信号の流入が停止するのだが、通常我々がそれに気付く事はない。

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物体や場所について想像する際には同時にそれが存在するべき空間を脳内に作り出すことになる。この空間は現実の空間とほぼ同様の制約を受ける。現実の空間ではあり得ないようなことを想像することも不可能ではない。しかし想像するには時間がかかる。

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MIND HACKS

実験で知る脳と心のシステム

Tom Stafford (著), Matt Webb (著), 夏目 大 (翻訳)

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