木はゆっくりと地面から空に向かってゆく。
枝をゆらしながら、木の実を落としながら。
土となって、風となって、木と遊ぼう。
そしてみんな一緒に森のかけらになっていく。
ピープルフォレスト
もりと遊ぶ、もりになる
デジタルインスタレーション
生まれる、腐る
森の木が大きくなるためには、それと同じだけの木が腐って土にかえる必要があります。そうした反対の現象が一体となったものが森であり、生命なのです。私たちもそうした大きな生命の中の一つの生命です。いつか私という木が、あなたの木と隣り合わせになって、大きな大きな森になるかもしれません。
もりであそぶ
この作品は鑑賞者の影にいろいろな反応をします。木が生えてきたり、手で枝を揺らしたり、木の実をはじいたり。自分が映像の中に入ったような不思議な体験ができる作品です。
ビデオカメラで撮影した映像から輪郭をみつけて、その輪郭に木を生やしたり、木の実がぶつかったりする仕組みを作りました。この仕組み自体はシンプルですが、ちょっとした驚きのあるインタラクティブな作品です。今回はProcessingというソフトに初挑戦。手探りでの制作になりました。
もりをてんじ
宮城県美術館の県民ギャラリーから、ソウルの美術館とオフィスビルへ。森は移動しながらちょっとずつ広がっています。これからも色々な場所で展示できたらと思っています。
イラストレーション担当:菜園雑貨(Makiko Kano)
音楽担当:blurrednote
開発環境:Processing
2008
Stash 40 収録
2007.6
SK Telecom Building(ソウル)での展示
2007.6
ALICE Museumでの展示 (ソウル)での展示
2003.1
宮城県美術館での展示
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