こちらの記事では、MacでUnreal Engineは動きはするものの現実的ではないという結果となりました。では、Windowsではどれほどのスペックがあれば作業に耐えうるのでしょうか。体験談を紹介したいと思います。私はあまり多くのWindowsマシンに触れては来ていませんが、マシン選定の参考にしていただければと思います。

Unreal Engineを使うために実験的に導入したWindowsマシンです。GPUにNvidiaのGTX1650を搭載しつつも13万円台とコストパフォーマンスが良いのが特徴です。結果としてはUnreal Engine入門機としては申し分なしという印象です。リアルタイムレイトレーシングは出来ませんし、複雑なシェーダーのコンパイルにも時間はかかりますが、シンプルなシーンであれば問題ないレベルだと思います。実際私はこのマシンで大学の映像演習の教材を作成し、授業でも1年間メインマシンとして使用することができました。

CPUCore i7-9750H
GPUNVIDIA® GeForce® GTX 1650 4GB GDDR5
MEM16GB
HDD256GB SSD (ブート) + 1TB 5400 rpm HDD
Price¥130,980

このムービーは大学でのリアルタイム3DCG演習の作例です。全てのシーンは上記のDELL G3で作成しています。

リアルタイムレイレーシングのために実験的に導入したWindowsマシンです。GPUにNvidiaのGeForce RTX2070を搭載したマシンはハイエンドモデルが多く、価格も20万円後半が通常です。しかしこのマシンは18万円台。1TBのSSDも考慮すると圧倒的なコストパフォーマンスだと思います。起動も早くレンダリングも高速。現時点ではまだあまり複雑なシーンを構築していないのもありますが、Unreal Engineを気兼ねなくストレスフリーに使用することが可能です。

CPUCore i7-9750H
GPUNVIDIA® GeForce® RTX 2070 Max-Q
MEM16GB
HDD1TB NVMe SSD
Price¥186,280
まとめ

これからUnreal Engineを使い込んで行きたいと考えている方は、若干コストはかかりますがGPUにRTXシリーズ搭載モデルを選択するのが良いと思います。とりあえず入門してみたい、パフォーマンスも必要最低限という方であればGTX1650以上のGPU搭載マシンを選択しても良いかもしれません。何よりも10万円台前半でUnreal Engineを動作させられるのが魅力です。

この記事はWindowにはあまり詳しくない私個人の体験談ですので、あくまでも一意見として参考程度にとらえていただければと思います。いずれにせよUnreal Engineを使うためにはWindowsがおすすめ。さらにNvidiaのGPUを積んだマシンが推奨されるのではないかと思います。

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