色彩の魔術

美しい映像作品の多くはレンダリング(撮影)されたままの色調ではなく、何らしかの調整が施されていると考えて良いと思います。なぜなら色調は映像の表現力や品質すらも左右する重要な要素だからです。この色調を調整する行程をカラーグレーディングと言います。

このムービーはカラーグレーディングのサンプル集です。これ以外にもYoutubeにはカラーグレーディングの勉強になるムービーが沢山ありますので、検索してみてください。

Post Process Volume

Uneral Engineでカラーグレーディングを行うにはレベルに「Post Process Volume」を追加し、Color Gradingの項目にあるパラメーターを調整します。するとカラーフィルターをかけるように最終的なレンダリングの色合いを変更することが可能なります。この際カメラがPost Process Volumeのエリア内に入っていないと適用されないので注意が必要です。

カラーグレーディングはビジュアルの印象を大きく変化させます。下の三枚の画像は全て同じライティングと質感ですが、カラーグレーディングによって伝わってくる雰囲気が異なるのが分かるかと思います。

視点が「Post Process Volume」内にあることで、カラーグレーディングが適用されます。外に出ると色は戻りますので、もし色調が変化しない場合は視点の位置を確認してみてください。なお、Post Process Volumeの大きさはScaleで変更可能です。

ちなみにPost Process Volumeは複数配置することができるので、視点が変わるとカラーグレーディングが変化するという効果も狙えます。

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