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未来派図画工作のすすめ/自由ノート

世界は色と動きにあふれている
気をつけて見ると、世界は色と動きにあふれている。感じた事を映像にしているだけ。何も「表現」はしていない。高木正勝

今日はとても気持ちの良い日だった。午前中は会議、午後から家族と外へ出た。空には無数の雲が様々な表情を見せている。川沿いの土手に立つと、水面が太陽の光を受けて輝いている。暖かい日差しと、ちょっとだけ秋の匂いのする風が、草木を揺らしている。

この圧倒的な光と空間の作り出す印象に勝るものを作ることは、たぶん人間には無理なんだろうと思う。そう思うと、もはや人間はその空間を構成する一つの要素に過ぎない。

そして情報過多な毎日が、いかに記憶に残っていないかを実感する。おとといのニュースはもう覚えていない。でも、今日の印象を忘れることはないだろう。
もしかすると「表現」というのは、何かを表す行為なのではなく、 情報を記憶するための手段なのかもしれない。人間の思い描くちっぽけなことを、なんとか人に覚えてもらう。儚く溶けていく記憶を、何とか自分の中で忘れないようにするために。

Photo by Diego PH on Unsplash

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