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未来派図画工作のすすめ/自由ノート

小さなもの
小さなものに敬意を払い、目線を合わせると、 見えなかったものが見えてくる。 自分がどんなに偏ったところから世界を眺めていたか。 小さなもの、動かないものに、気づかず過ごしてきたか。 自分一人の力で、何とかなると思ってきたか。「Lingkaran」vol.19より

こどもと庭を歩く。 彼女はいたるところでしゃがみ込み、色々なものを見つける。 そうすると、もうすっかりと忘れてしまっていた、色々な事を思い出す。

バッタの跳躍力、カマキリの怖さ、シャボン玉の美しさ。カエルの色が変わる事。夕方鳥たちが巣に帰っていく事。その鳥たちに、私と彼女はいっしょにサヨナラと手をふる。

いつからだろうか、他人の考えた事によりかかり始めたのは。感じた事を、知識で矯正し始めたのは。都市の価値観をそのまま受け入れて、カタログから自分の未来を選べば、他人と自分を比較することでしか、自分のあり方を信じられなくなる。

コンピューターグラフィックスもインタラクティブな作品も、技術が高度になっていくと、自然を模倣していく側面があると思う。技術によって自然の営みを、人間の解釈によって再現する。

でもその表現が自然に近づけば近づくほど、逆に違和感を感じることもある。そういった表現の意味が喪失する感じというか。 と、また難しく考え始める。 そうじゃなくて、もっと素直に。 目を地面に近づけなくては。

Photo by Oleksandr Kurchev on Unsplash

思うように、やりたいようにさせて。決して長くはない、共に過ごす日々を笑いで満たしていきながら。そうやって、親と子の物語は果てしなく続く。大昔から今、そして、これからの千年も、万年も。「Lingkaran」vol.19より
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