はじまりはいつも楽しい

「デザイナーがプログラムする時代に、我々プログラマーはどうしたらいいのだろう」「プログラムの知識がない私は、これからデザイナーとしてやっていけるだろうか」 最近私のまわりで、このような対照的な意見を聞くことが多くなってきました。

私自身も、今までやってきたことが、これからの時代に通用するのだろうか?とか、技術の変化についていけるのだろうか?という不安がいつも心の片隅にあるのは事実です。

メディアテクノロジーの進化は、これまで技術の壁で隔てられた「分野」という枠組みを無意味なものにするでしょう。特に情報デザインの分野では、考えることが作ることに直結していく可能性があります。もはや考える時間があったら作った方が早い場合があるのです。

デザイン+デベロップ。これからの情報デザインに必要なものは、表面と内容を作るデザイン知識と、構造を作るデベロップの知識が必要です。iTune Music Storeを眺めていてそれをひしひしと感じます。それはまさに思想と技術が一体となったデザインではないでしょうか。

時代の流れの中で、もし自分のやってきたことが無駄になるとか、 終わってしまうような感覚を感じている人がいるとしたら、それは違います。他の分野の人が、あなたの知識と経験を必要としているのです。だから変化を恐れてはいけない。それは終わりではなく、新しい分野のはじまり。

いつの時代も、どんなジャンルも、はじまるときがいつも楽しい。

漫画だって映画だって、ロックだって歴史に残る名作は、その分野がはじまったときに作られる。今使っているソフトウェアの多くも、パソコンが始まったときに作られたものがほとんど。 変化によって、私たちは常に初心者にもどれる。すべてがエキサイティングだった初心者に戻れるのです。あのプールにはじめて入る時のような気持ちに。

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