未来派図画工作のすすめ/自由ノート

Africa

TASCHENから出ている美術書シリーズは、本屋さんの美術書のコーナーに行けば必ずといっていいほど置いてあります。手軽な値段で種類も豊富なので、私もずいぶんとお世話になっています。 そのTASCHENからすごい本が出てました。

本屋さんに貼ってあったポスターを見て「欲しいかも」と売り場を探したら 世界限定2500部 日本取り扱い50部 という限定本。しかも564ページで重さ14.7kg! なんと値段は200,000円です。以前ヘルムート・ニュートンが29.9kgの本「SUMO BOOK」を出版していましたが、それに負けず劣らずの巨大な本ではありませんか。 ちなみに発売は2003年1月ということですが、まだ在庫はあるのでしょうか・・・。

ダンサー→女優→映画監督→写真家という肩書きを持つドイツのレニ・リーフェンシュタール。 ベルリン・オリンピックの記録映画「オリンピア」をヒトラーの命を受けて制作したことで有名です。その彼女が、半世紀にわたって撮り続けたアフリカ。実際にヌバ族と一緒に生活し、言葉を覚えながらの撮影は、回想の中で人生の中で一番幸せだったと語っています。

ピカソとブラックなど多くの芸術家が大きな影響を受けたアフリカ。 20世紀の音楽の源泉としてのアフリカ音楽。 私たちの主食であるお米の祖先「オリザ・グラベリマ」が育ったといわれるアフリカ。 20万年前に全人類の祖先とされる「ミトコンドリア・イヴ」を生んだアフリカ。

20世紀はアフリカにとっては不遇の時代だったと思います。 今世紀は様々なルーツとしてのアフリカがもっと世界にメッセージを送れるようになれば・・。 などと考えてしまいます。

Photo by Joe McDaniel on Unsplash

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