未来派図画工作のすすめ/自由ノート

直線
束縛されるな、追随するな、定規で引いたものには不信を、直線は胸に抱くな、自由であれ、そうすれば何者にも脅かされぬであろう。 フンデルトヴァッサー

フンデルトヴァッサー。画家でもあり、建築家でもある彼の主張はとても興味深いの一言。それは効率化による画一的な環境への反発。真っ直ぐなもの、同じものの繰り返しを否定し、起伏のある床や、個性的な柱、歪んだ壁で美術館を作り上げたのです。

ちょっとまわりを見渡してみると、たしかに直線だらけ。私たちは計算された直線の世界で生きています。直線とは2点を結ぶ最短距離。とても管理しやすいFASTな存在です。自分も仕事で多用していますし、そもそも直線がなかったら仕事になりません。

でも自然の中では直線はあまり見あたりません。水平線だって、本当は緩やかなカーブ。自分の体にも直線は・・・ないですよね。直線とは人工的というか、不自然な状態に違いない。 直線反対とまではいかずとも、それまで意識したことのない「直線」の存在に気づいて、ちょっと街を見る視点が変わった気がします。

 

Photo by Dimitry Anikin on Unsplash

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