未来派図画工作のすすめ/自由ノート
戦時下のニューヨーカーたち
あれだけの悲劇の後、つまらない皮肉なんか、誰も欲してないということなのね。
エリザベス・ペイトン
Invitation no.4 「戦時下のニューヨーカーたち」にはテレビから伝わってくる攻撃的なアメリカはなく、悩めるアメリカがありました。
共通しているのはみんな新聞やテレビを信用していないという事。スポンサーや政府に統制された情報ではなく、インターネットや小さな雑誌などで情報を集めているのです。 マスコミはもう正しい情報を伝えられないかもしれません。もはや、一点から大多数へ情報を配信することは限界に達している。
たとえばオルフェウス管弦楽団。ここは世界で唯一、指揮者のいないオーケストラ。いわば全員が指揮者で、全員が演奏家。野球よりサッカー的、電話よりインターネット的。 一カ所に集中しすぎた機能を、これから大勢で分担できるのだろうか?もう、つまらない評論と皮肉を延々と言っている場合ではないのかもしれない。