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未来派図画工作のすすめ/自由ノート

テーマ音楽という追い風

私は仕事でも自主制作でも、そのプロジェクトにテーマ音楽を設定しています。実際にその音楽がプロジェクトで使用されることはほぼありません。あくまでも作り手の心の中の設定です。しかし、テーマ音楽があることで言葉やビジュアルでは見いだせない、雰囲気を心の中に保つことができるようになります。

特に、締め切りが存在しない自主制作の進行には、テーマ音楽は欠かせません。作ることから離れようとする作者を、音楽が引き止めてくれるのです。そしてそればかりではなく、まるで追い風のように制作を後押ししてくれることさえあります。

久しぶりに20世紀ボヤージという作品に手入れをしました。気になっていた数々の点を修正し、以前から予定していた表現を追加しました。しかも今回はSwiftとQuartz Composerを組み合わせてアプリケーションとして再開発しています。先日なんとかようやく公開となりましたが、制作は実に難航しました。もともと制作する時間が極端に少ないというのもありますが、差し迫って作る必要がないといえばないわけで、これがなかなか進まない。

というわけで、今回もテーマ音楽に助けられました。開発中はなるべくその音楽を聞くようにして、自分の心のモードを12年前に作り始めた頃の初期衝動に無理やり引き戻すのです。あたかも香りによって食欲を増進させるように…(笑)。

 

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