未来派図画工作のすすめ/自由ノート

たべるつくる
どうしてスーパーにはまっすぐなキュウリしか売ってないの?」そんな疑問が私たちの活動の出発点でした。おいしくて安心して食べられるものなら、カタチなんか気にしないのに・・・。 「たべるつくる」より

かつて作る人と使う人はとても近いところにいた。小さな村の中で、作る人は使う人の事をちゃんと考えたし、使う人は作る人の事ちゃんと考えていた。でも今は遥か彼方。多くの壁が作られ、お互いが誰なのか、どこにいるのかも分からない。誰かがコントロールしやすいように壁を作って、消費の英才教育をして、消費のエリートを作り出す。あとはどんどん作ればいいのだ。

21世紀。コントロールしやすいように一カ所に集められた市民は、 インターネットを使って新しい村を作る。それは、空間を超えた、新しい部族化。作る人と使う人。先生と生徒。患者と医者。教祖と信者。政治家と市民。歌う人と聞く人。

Photo by Joshua Lanzarini on Unsplash

いままで、たべる人は「食べる」ばかりだった。つくる人は「作る」ばかりだった。ほんとうは、気持ちはおんなじなのに、あんまりお互いのこと、知らなかった。「たべるつくる」より
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