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未来派図画工作のすすめ/自由ノート

さよならだけが人生か?

この季節、駅で別れのシーンをよく見かけます。誰しもいつの日か、全ての人と分かれる時が来る。そんな事は何となく分かってはいても、そんな事考えたらとてもむなしい。でもそのむなしさの中に、儚さと美しさが存在している。 夕日の美しさは、その鮮やかな色彩よりも、一瞬で姿を消してしまうところにあると思うのです。

造花が生花より美しくないのは、永遠に咲き続けるから。目のくらむような一瞬の美しさに私たちは心をうばわれるのです。 「さよならだけが人生ならば」とつづく寺山修司の詩をふと思い出す。なぜだろう。思い出すのは、不思議と別れた人の事ばかり。 でもサヨナラの前にこんにちは。そう、出会いがあるはず。出会い続けるはず。

なにかを作るという事、デザインするということは、そんな出会いを作ることなんだと思う。

一瞬と一瞬を導いて奇跡的な出会いを。なるべくその出会いが普遍になるように。いつかサヨナラになるとしても。 車窓から見える駅の別れのシーン。どんな出会いを作ることができるのか、そして自分はこれからどんな出会いをするのか、車窓にぼんやりと現れては消えるのでした。

 

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