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未来派図画工作のすすめ/自由ノート

一元的に見る

生きて死ぬ智慧

柳沢桂子
あなたもありません。私もありません。けれどもそれはそこに存在するのです。ものも原子の濃淡でしかありませんから、それにとらわれることもありません。「生きて死ぬ智慧」柳沢桂子

個人や社会といったレベルを遥かに超えて、地球や宇宙までも全貌できるような視点。そんな巨視的な視点から、ものを構成する最も小さな単位について考える。果たして人間は本当にこのような考え方ができるのだろうか。もし悟りというものがあるとすれば、このような考え方に到達することなのかもしれない。

鐘の音、木魚の音、お経を読む声。我々の周りには仏教というものが自然に存在している。あまりにも生活に密着しているから、気に留めることもない。そういうものだと受け入れている。だから般若心経がどんな意味を持っているのかを考えた事もない。かつて宗教は科学と対立する存在だった。宗教を信じるか、科学を信じるか。信じた方がその人にとっての真実となる。さて、どちらが人々を幸せにするのだろう。

しばしば戦争の原因となるのが宗教で、戦争を実現するのが科学である。その一方で人々の苦しみを精神的に救うのは宗教で、物理的に救うのが医療などの科学である。 短絡的だが、そう考えてみると、宗教と科学は対立するものではなく、元々一つの異なる側面ではないかと思い描く。

この般若心経の科学的な解釈は、そんな大きな一つのものを私の心にぼんやりと浮かび上がらせるのでした。

 

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