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未来派図画工作のすすめ/自由ノート

花の価値

震災後、一ヶ月ほどしてから電車が動き始め、私は久しぶりに仙台のオフィスに向かいました。そして街が力強く復興に向かっている事を感じながら、花屋さんに人だかりが出来ている事に目を留めました。

食料以外のもの、燃料以外のものに、人が集まっている。そのとき、曇っていた心に光が射したような気持ちになったことを覚えています。

未だに気持ちは整理がつきません。これからも整理できないでしょう。しかし少しずつ私の価値観が、新しい方向へ向かっている事を実感します。もちろん、それは震災以前の生活や夢とは違ったものになるでしょう。文化は自動的に継続されていくものではなく、油断すれば根こそぎ消滅する。この事を胸に、次の一歩を踏み出します。

Photo by Waldemar Brandt on Unsplash

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