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未来派図画工作のすすめ/自由ノート

学生に戻りたい?
知識労働の生産性は15世紀のグーテンベルグによる印刷革命以来、大してのびていない。教室での教え方を例に取っても、中身は変わっていない。しかし、ついに大きな変化がくる。情報技術のおかげだ。いよいよ再び技術が教育を通じて文明を変える。価値ある授業ならば、今までの何百倍もの人が受けるようになる。P.F.ドラッガー

イギリスの映像学校から依頼があり、Quartz Composerのサンプルを提供しました。学校と言えば、最近私は『今学生だったら、すごく勉強するのになぁ』とため息をつきます。まわりの知人も同じようなことを考えているようですが、今となっては学生時代の不甲斐なさを後悔するのみです。

それにしてもどうして学生中は勉強が嫌いだったのに、今さら勉強したいのでしょうか。学校から与えられた教科書と課題を、勉強する理由も考えずに、無理に学んだ学生時代。でも、今は違います。明確に知りたいことがある。今知っている事の原理を知りたい。そして今知っている知識をどう応用できるか知りたい。

それは分野をまたいでいる。様々なジャンルが組み合わさって社会の中で使用されているから。だから私に必要な教科書は、私だけに役に立つ教科書になるでしょう。一冊の教科書で何人もの生徒が教わるのではなく、私だけの教科書、私だけの教室、私だけの学校。生徒一人一人に最適化された教育。 そんな学校はあるわけありませんし、現在の教育制度を考えれば絶対に不可能です。

しかしインターネットを使ったらどうなるでしょう?地域や学校の壁を越えて、そしてジャンルを越えて新しい教育の概念が生まれたら。世界中の知がネットでつながり、西洋も東洋も、宗教と科学ですら混ざり合った、何か新しい教育が生まれたら。

もしドラッガーの言葉を信じるのであれば、不可能な事ではないかも。もちろん遠い未来の事だとは思いますので、そのときまで知識欲が衰えていない事を祈りつつ、「まさかこの分野までGoogleに頼ってしまうのかしら世界は?」などと考えてしまう今日この頃。

Photo by kyo azuma on Unsplash

 

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