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未来派図画工作のすすめ/自由ノート

これまでの、これからの10年

かつての都市は城壁に囲まれ、内部は建物が密集する要塞のようなものであった。それは敵からの攻撃を外壁でとどめ、中心にある大事なものを守る役目も果たしていた。

しかし飛行機の出現によって、状況が全く変わってしまった。天井のない要塞は、その外壁を無視した空からの攻撃に全く対抗できないばかりか、逆に中心部にとって危険な状況を作り出してしまったのだ。

インターネットを中心とした社会の仕組みの変化は、もしかすると飛行機の出現のようなものか。だとすると、何かを一ヶ所に集中させすぎる事には疑問を持ったほうがいい。もはや、これまでの考え方や枠組みは、城壁のように我々自身を苦しめるものとなるからだ。

誰が水を発見したのか分からないが、魚ではないだろう。マーシャル・マクルーハン

水の中からでは水の存在を知ることは難しい。長いものにまかれていては、その長いものを取り巻く環境に関心が無くなる。台風の目と同じで、その中心部では本当の状況を把握できないのだ。だとすると、状況を把握するためには、まずはその外に出て、もう一度、自分たちが置かれた状況を客観的に見つめる必要がある。

ここ10年やってきたことが、これから10年通用するのか。そしてそれは何のためなのか。考え直す時期がきている。仕組みが変わっても、原理は変わらないという事を信じて。

Photo by Amir Saboury on Unsplash

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