フラクタルのかけら

すべてのものを分解していくと、分子や原子となり、それをまた分解していくと素粒子に行き着く。現代の科学で捉えられる最小の大きさ。あまりの小ささに、素粒子ニュートリノは、毎秒何十兆個も私たちの体を通り抜けているのだとか。しかもその数は膨大で、宇宙はニュートリノで満たされているらしい。もはやそれは大きさではなく、概念といって良いのかもしれない。

もし宇宙が素粒子で満たされているとして、私も、空も、水も、すべて素粒子で出来ていると思うと、本当に不思議な気持ちになる。元々の材料が一緒なのに、異なる物質を構成する。そこにはいきいきと動き回る有機物もあれば、固く動かない無機物もある。誰がこの差分を作り出したのか、なぜこのような境界線が必要なのか。もっともっと不思議なのは、その素粒子で出来た人間という生命が、素粒子を発見し、その謎を解こうとしている事だ。

メニュー